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ロベール・ブレッソンの白夜とジャンヌダルク裁判に続いて

"バルタザールどこへ行く"を観賞。

 

ロバ(バルタザール)の哀しげな鳴き声からはじまるこの作品は、

ロバが少女に引き取られ、その後多くの人々に渡り生を終えるまでが描かれています。

ブレッソンの映画は重苦しく残酷で、とても美しい。

完璧な構図は写真家出身である事にも起因しているそう。

  

バルタザールのつぶらな瞳。

無表情な俳優達。

手や足のショットは特に印象的で、この作品では少女の座るベンチや酒場のシーンなどにも注目。

ラルジャンはその集大成にある映画らしいので観ようと思う。

でもスリやゴダールの中国女も観たいし本も読みたいしなあ。

 

◯物憂げなヴィアゼムスキーは当時17歳。

バルタザールはどこへ行くがデビュー作で、中国女に主演後ゴダールと結婚し離婚。

小説や脚本家としても活躍

 

◯唯一使われていた音楽は

シューベルトのピアノソナタ第20番の二楽章の冒頭部分